2014年 第5回スタジオライブ

2014年3月2日(日)@恵比寿のサラ・アンダルーサにて第5回スタジオソロライブが開催されました。

  • 今回の舞台 サラ・アンダルーサ

  • 満席のお客様の前で

  • 今回もお世話になりました

  • 最後はやっぱりFin de Fiesta

  • みんな頑張りました

伊藤 尋美 : ソレア

「今ひとつ願いが叶うなら、何が欲しい?」と問われたら、「お金も美貌もいらない、音感が欲しい」 と即答します。それほど音感の悪さは山の如し。フラメンコに大事な音感が悪いのは最悪。こんな自分にあるのは体力のみ。太目なボディと体力にすがって、今回、しなやかで悩ましい千琴先生のソレアを たくましいソレアにて挑戦しました(笑)。
1回目の音合わせで失敗し、すごくヘコみました。音を聴くのも嫌でした。そんな私に「音も大事だけど、思い切り踊って何かを伝えること、何かを感じてくれることも大事」と言われ、救われました。音に縛られている私への励ましの言葉でした。 それからは何度も曲を聞き、何度も踊って、ソレアの事ばかりを考える日々が続きました。
思い切り踊ろう、ソレアを踊りたいという思いを込め、今感じるままに一生懸命踊ろう。そう望んで踊りました。 後で本番のビデオを見たら、ガクゥ~でしたが、でも挑戦して良かった。やっぱりフラメンコが好き。
個人レッスンでは気長に根気良く教えて頂いた千琴先生、ハラハラ心配していた靖子先生、舞先生、応援してくださった皆様、ありがとうございました。

福井かおる : タンゴ・デ・マラガ

初めてのスタジオライブを終えて感じたことがいくつかあります。まず、このライブへの恐怖心や偏見(ごめんなさい)が払拭されました。 憧れではありましたが、フラメンコ関係者の厳しい目に晒され、たった一人で踊る事は「針のむしろ」なのではないかと頑なに思ってきました。舞台に上がり、最初はひとりで焦っていたのですが次第に後ろのアーティストの方々やお客様の“がんばれ!”という気配やハレオを感じて嬉しい気持ちへと変わっていったのでした。 次に、きちんと理解していなかった曲のあれこれがハッキリしてヌメロへの思いが深まった事。最後に私自身に足りない何かが少しだけ見えた事。今回小さい失敗をたくさんして達成感や爽快感には程遠いのですが、それ以上に得るものは多かったように思います。
ソロで踊るに至るまでとても長い時間がかかった私ですが、そんな私のためにと強く背中を押してくださった方、諸手を挙げて賛成してくださった方、頑張ってね、見に行くよ、と声かけてくださった方の一言一言がとても励みになりました。最後になりますが、いつもハッとする一言で一番困っている所を正してくださった先生方、ご指導ありがとうございました。